幕別清陵高　効果的なＩＣＴ活用　双方向型の授業開発へ　２年度方針　協働学習を実践

（学校 2020-07-31付）

　【帯広発】幕別清陵高校（澤田慎也校長）は、ＩＣＴを効果的に活用した授業改善プロジェクトの本年度方針を決定した。授業支援クラウドを活用した双方向型授業の開発などを目標に設定し、十勝管内の協力校４校とともに協働学習の実践研究を推進。１１月２０日に同校で公開研究発表を開催する。支援に当たる十勝教育局は、各校の取組や授業の指導案などの資料をホームぺージで公開する。

　プロジェクトは、幕別清陵高を推進校、帯広緑陽高校、鹿追高校、清水高校、帯広三条高校の管内４校を協力校とし、十勝教育局、道教委教育環境支援課、道立教育研究所情報処理教育センターの支援を受けて実施するもの。

　幕別清陵高はこれまで、情報教育対応教員研修全国セミナーへの参加や道外高校の視察を行い、ICT活用に関する研修を深めたほか、管内教職員の研修のための授業公開などを実施している。

　本年度方針として、「ロイロノートを使ったＩＣＴによる双方向授業の開発」「各教科のＩＣＴを用いた体験内容の検討」を設定。プロジェクト全体では、各教科の交流活動の場面を想定したＩＣＴを用いた協働学習の実践に関する研究を推進する。

　事前に、家庭学習で生徒は情報端末を使った調べ学習を行い、個別の学習への理解や、疑問点などを整理。

　その上で、授業においては、集団での協働学習に重点化し、各自の気付きを共有しながら、情報の関連付けを行い、課題解決に向けて情報をまとめ、発表するという授業のモデルを掲げ取組を進める。

　１１月２０日に公開研究発表を幕別清陵高で開催。十勝教育局高校教育指導班は、各校の取組やＩＣＴを活用した授業の指導案などの資料を教育局のホームぺージで随時発信する。

(学校 2020-07-31付)