上野文部科学副大臣が紋別市訪問　学校図書館核に教育展開　南丘小の取組など高く評価

（学校 2020-07-31付）

南丘小を視察する上野副大臣

　【網走発】上野通子文部科学副大臣は２０日、紋別市を訪問し、南丘小学校（鈴木義樹校長）をはじめとする市内の各教育機関を視察した。南丘小では、文部科学省委託「学校図書館の振興に向けた調査研究」の学校図書館推進協力校として進めている取組などの説明を受けたほか、授業や学校図書館の様子を見て回り、「すべての児童が授業に集中している」などと高く評価した。

　最初に南丘小を訪問。鈴木校長が同校の概要のほか、学力向上の実践、学校図書館の取組、新型コロナウイルス感染症にかかる対応などについて説明した。

　学校図書館の取組については、本年度から常駐となった学校図書館司書と連携した調べ方・学び方の指導を推進。

　また、新聞・雑誌コーナーを校内に設置して読む習慣の確立などにつなげている。

　そのほか、紋別高校の協力を得て読書通帳を導入したり、地元企業と連携して授業で栽培した作物の売上を図書購入費に充てる取組を行ったりするなど、学校図書館を核とした地域との連携による教育づくりを進めている。

　説明を踏まえ、全学級の授業を参観したほか、学校図書館を視察し、同校の取組について理解を深めた。

　上野副大臣は、「すべての児童が授業に集中しているのが素晴らしい。興味をもって先生の話を聞いている様子がみられた」などと講評した。

　このあと、紋別大谷認定こども園、紋別小学校、紋別中学校を視察。また、市文化会館で講演した。

(学校 2020-07-31付)