文科省　端末整備補助の内定状況　道内１７６市町村２３万台　GIGAサポーター７０市町村配置

（国 2020-08-19付）

　文部科学省は、公立学校情報機器整備費補助金の内定状況をまとめた。道内における端末整備の内定額（令和元年度補正、２年度補正合計）は、１７６市町村に２３万台分となる１０５億円。このうち、４分の３に当たる７８億円が交付決定した。このほか、家庭学習のための通信機器整備が１１１市町村に２億８０００万円、ＧＩＧＡスクールサポーター配置が７０市町村に２億２９００万円が内定した。

　新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、文科省は児童生徒１人１台の端末整備目標を、５年度から本年度に変更。当初予定していた小学５・６年生、中学１年生のみならず、全学年での端末整備が加速することとなった。

　公立学校情報機器整備費補助金は、公立学校における情報機器を整備するために必要な経費を補助するもの。対象は、①端末の整備・更新・リース②家庭学習のための通信機器整備（自宅にＷｉ―Ｆｉが整っていない家庭のためのモバイルルーター等の貸与）③学校からの遠隔学習機能の強化（カメラ、マイクなどの整備）④ＧＩＧＡスクールサポーターの配置⑤特別支援学校における入出力装置の購入―など。

　８月１３日現在の道内における①の内定総額は、元年度補正分、２年度補正分合わせて１７６市町村に１０５億１５６７万円。整備端末台数は２３万３３８２台となっている。１３日現在での交付決定分は７８億６６０１万円、１７万４６１５台で、残りは９月以降となる。

　②は、１１１市町村に２億８８５２万円が内定。このうち１億５９１０万円分が交付決定した。

　③は、１０５市町村に１８７０万円が内定し、交付決定分は１２２７万円となっている。

　④は、７０市町村に２億２９０７万円が内定し、１億３５４６万万円が交付決定。⑤は、９市町村に８２１万円が内定し、６５３万円が交付決定した。

　未決定分についても９月以降順次決定する予定。

※キーワード「ＧＩＧＡスクールサポーター」

　学校におけるICT環境整備の設計や使用マニュアルの作成などを行うICT技術者。文科省の本年度補正予算で１０５億円を計上し、国公私立の小・中学校、高校、特別支援学校を対象に今後の配置を支援する。

(国 2020-08-19付)