萩生田文科大臣が記者会見　代替大会出場　公休で　小６・中３用の教材作成

（国 2020-07-27付）

　萩生田光一文部科学大臣は２１日の記者会見で、小・中学校の最終学年を対象に１学期の学習を振り返る教材を作成し、各自治体に送付したことを明らかにした。また、部活動等の代替大会の開催が全国的に広がっていることを踏まえ、出場する生徒を公休扱いとするなど、各教育委員会で柔軟に対応するよう期待した。

　萩生田大臣は、教員の加配や学習指導員、スクール・サポート・スタッフ配置など人的体制整備に関する事業について、各自治体に内示したとし、「今後、少人数指導や放課後、夏季休業中の補習、習熟度別学習の実施など、全国的に学習指導のための体制強化が図られていく」との見通しを示した。

　また、小学６年生、中学３年生を対象に、１学期の学びを振り返る教材を作成し、各自治体に送付したことを報告。夏季休業期間における補習や宿題などで積極的に活用するよう期待した。

　このほか、夏休みの貴重な体験の機会を失うことがないよう、長期休業期間の出欠への柔軟な対応を期待。部活動等の代替大会に関しては「大会出場が公休扱いにならない学校があると聞いている。特別な事情のある夏だと思うので、全国の教育委員会に柔軟な対応をお願いしたい」と述べた。

(国 2020-07-27付)