６割の大学と高専が面接・遠隔を併用　授業実施法で文科省調査

（国 2020-07-21付）

　文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた大学等の授業の実施状況（７月１日現在）をまとめた。全国の大学・高等専門学校のうち、約６割が面接授業と遠隔授業を併用して実施。全部または一部の授業を遠隔で実施している大学等で全面的な面接授業の開始予定時期は「検討中」が６割と大半を占めている。

　調査対象は、全国の国立大学８６校、公立大学１０２校、私立大学８２４校、高等専門学校５７校の計１０６９校。

　授業の実施方法をみると、面接授業と遠隔授業を併用している大学等が６０・１％、遠隔授業が全面的に実施されている大学等は２３・８％、感染拡大の防止に配慮しつつ、学生を通学させて行う面接授業を全面的に実施している大学等は１６・２％となっている。

　７月１日時点で全授業を遠隔によって実施していると回答のあった大学等において、一部でも面接授業を開始する時期は「７月中」を予定しているのが２８・３％、「８月中」が２２・０％、「９月以後」は２４・８％、「検討中」が２３・２％。

　全面的な面接授業開始の予定時期は、「７月中」が３・９％、「８月中」が２・１％、「９月以後」は２５・１％、「検討中」が５９・７％となっている。

(国 2020-07-21付)