道労働局　新規高卒者の求職動向　道内就職希望９４・６％　男子は生産工程、女子は事務

（国 2020-07-20付）

　道労働局は、令和３年３月新規高校卒業者の求職動向調査結果（５月１５日現在）をまとめた。道内就職希望者の割合は、前年同期と比べ１・０ポイント上昇し９４・６％となり、道内の就職志向が強い傾向が続いている。希望職種の割合は、男子が生産工程の職業、女子は事務的職業が最も高い。

　道労働局によると、３年３月卒業予定者数は４万７４７４人で、１・３％の減少。

　内訳は、進学希望者が２万２０１７人と全体の半数近くを占め、就職希望者が９４０３人、専修学校・各種学校入校希望者が８０６９人、職業訓練施設入所希望者が１７３人、その他（未定含む）が７８１２人となっている。

　就職希望者のうち、学校または安定所の紹介による就職希望者数は８・４％減の７２０４人。道内就職希望者の割合は７・４ポイント増の９４・６％で、うち男子が９２・２％、女子が９７・３％と、女子の方が道内就職志向が強く、同様の傾向がここ数年続いている。

　希望職種の割合は、全体で事務的職業（１６・１％）、サービスの職業（１５・８％）、生産工程の職業（１２・７％）と続く。

　男女別では、男子が生産工程の職業（１８・７％）、管理的・専門的・技術的職業（１４・６％）、サービスの職業（１０・１％）、女子が事務的職業（２８・９％）、サービスの職業（２２・５％）、販売の職業（１５・８％）の順に多い。

(国 2020-07-20付)