ニセコ高1年 現場見学会参加 農業基盤整備を理解 小樽開建主催 河川調査など
(学校 2020-08-28付)

ニセコ高小樽開建農業現場見学会
ICT技術による実演も行われた

 【小樽発】ニセコ高校(清水美由紀校長)の1年生9人は26日、北海道開発局小樽開発建設部(=小樽開建)による現場見学会に参加した。国営緊急農地再編整備事業ニセコ地区のほ場見学や、ルベシベ川での環境調査を通し、農業生産基盤整備に対する理解を深めた。

 同校と小樽開建は、次世代を担う優れた産業人の育成に向け、平成27年3月に教育支援パートナーシップに関する協定を締結。現場見学会は、協定に基づく取組の一環で行った。

 今回見学したのは、ニセコ地区小花井工区区画整理工事の現場。小樽開建後志中部農業開発事業所の佐藤清美副長が、ニセコ地区の概要や作業工程について説明した。

 併せて、インテリジェントマシンコントロールブルドーザによる実演を見学。生徒は、難しい調整を行わずに土が平らに均される様子を見学し、ICT技術が農業土木工事の現場でも活用されていることを実感していた。

 このあと、生徒はルベシベ川の水質検査を体験。生息している底生動物の種類と数を調査するなど、農業と密接な関係にある河川環境について学んだ。

 武田幹弘教頭は「こうした機会を通じて、生徒の職業選択の幅が広がってほしい」と話していた。

(学校 2020-08-28付)

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