道小が第３回理事研修会　神谷会長　発想転換を　１２月以降　北見大会研究集録

（関係団体 2020-09-02付）

初めてオンライン参加が可能に

　道小学校長会（神谷敦会長）は８月３１日、ホテルライフォート札幌で第３回理事研修会を開いた。神谷会長は、コロナ禍で今確実に取り組むべきこと、発想を転換し新たな考えで取り組むことなどを整理して学校経営に取り込む必要性を示し、一層の結束を呼びかけた。議事では、第６３回道小学校長会教育研究オホーツク・北見大会の誌上交流に向けた進ちょく状況を確認。１２月以降、研究集録として発刊する。

　研修会はコロナ禍を踏まえ初のオンライン参加も可能とし、一部がウェブ会議システムで参加した。

　開会に当たり神谷会長は、誌上交流とした第６３回道小学校長会教育研究オホーツク・北見大会に向け積極的な意見を期待。新型コロナウイルスの影響下にある中、確実にすべきこと、ウイズコロナやポストコロナをイメージしながらこれまでの実践に工夫を加え対応すること、さらに、発想を転換して新たな考えで取り組むことを整理し、今後の学校経営に当たることが重要とし「全道の校長会の横のつながりを大切にして、この状況を乗り越えていこう」と呼びかけた。

　また、令和４年度からの小学校高学年における教科担任制の導入、デジタル教科書の普及など国の動向について説明。８月下旬に発表された新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見の防止に向けた文部科学大臣メッセージを踏まえ、「感染した人たちへの心配りや差別を生まないなどの心の教育などは、我々現場の校長の役割と強く認識して職務に当たりたい」と述べた。

　吉田信興事務局長が昨今の教育情報に関して説明したあと、道教委の小松智子学校教育局長があいさつ。川端香代子義務教育課長ら道教委職員が行政説明を行った。

　議事では、８月１１日に開催した道教委と校長会・教頭会との意見交換会の成果を報告。「新型コロナウイルス感染防止策の中、有効な意見交換ができた」など、成果の活用に期待する声が上がった。

　また、第６３回道小学校長会教育研究オホーツク・北見大会の誌上交流に向けた進ちょく状況を確認。近日中に研究紀要を会員に送付して発表内容への質問や感想を募集し、１２月以降に発刊する研究集録に反映する。

(関係団体 2020-09-02付)