旭川建設業協会の現場見学会参加　大規模工事　肌で感じ　旭工高建築科１年４０人

（学校 2020-09-09付）

基礎工事を見学する生徒

　【旭川発】旭川工業高校（諸橋宏明校長）建築科１年生約４０人は８月３１日、旭川建設業協会（川島崇則会長）主催の現場見学会に参加した。旭川市総合庁舎建替新築工事の現場を訪れ、大規模な建築工事現場の雰囲気を体感。実際の建築の仕事や業界の魅力について理解を深め、将来について考える機会としていた。

　旭川建設業協会は、若手技術者の育成・確保が課題となっていることから、建設業やその仕事内容を知ってもらい入職促進を図るため、同校などを対象に毎年見学会を開催している。

　今回、地元企業で構成された新谷・荒井・高・田中・タカハタ共同企業体と橋本川島・盛永・廣野・吉宮共同企業体が施工する旭川市総合庁舎建替新築工事の現場を訪問した。

　現場担当者が工事内容や建物の構造、庁舎各階層の特徴、施工の工夫点などを説明。生徒は真剣な表情で耳を傾けていた。

　また、現場担当者の案内のもと、基礎工事の様子を見学した。生徒は施工方法や重機の活用について活発に質問。市を代表する建築工事の現場の空気を肌で味わっていた。

　現場担当者は「こうした大規模な工事はなかなか見られない。ぜひ今後の参考にしてほしい」と呼びかけていた。

(学校 2020-09-09付)