留萌市緑丘小６年生１９人　森づくりへ意識高め　留萌開建主催　植樹会参加

（学校 2020-09-08付）

ヤチダモやミズナラなど１３種類を植えた

　【留萌発】留萌市立緑丘小学校（安田善見校長）の児童は３日、留萌ダム下流広場で北海道開発局留萌開発建設部（＝留萌開建）主催の植樹会に参加した。６年生１９人が、ヤチダモやミズナラ、ホオノキ、ハルニレなど１３種１１０本の苗木を植樹するなど、地域の緑豊かな森づくりへの意識を高めた。

　留萌開建は、留萌ダム湖周辺に自然環境を創出・保全するため、地域住民と共同でダム下流の緑化予定地に植樹している。植樹に使用する苗木は周辺に自生する樹木の種を採取し、育成したものを活用。平成１７年度から植樹会を開催している。

　同校は、総合的な学習の時間として実施。児童が４年生のときに種を採取したほか、５年生のときに成長した種を苗木ポットに移し、６年生のときに植樹などを通して、地域の森づくりへの意識を高めるほか、環境について考えることをねらいとしている。

　はじめに、留萌開建留萌開発事務所留萌ダム管理支所の春木勝敏副所長があいさつ。児童が４年生のときに種を採取したほか、５年生のときに成長した種を苗木ポットに移すなど、一連の取組に感謝の気持ちを述べたほか、植樹後について「将来どのような森になるのか見てほしい」と呼びかけた。

　植樹に関する説明のあと、児童は乾燥や雑草を防ぐためにあらかじめ草刈りや整地された直径１㍍ほどの植樹用サークル１１ヵ所で植樹。ヤチダモやミズナラ、ホオノキなどの苗木を一つ一つ丁寧に植えた。

　植樹後の自然観察会では、ダム湖周辺で昆虫や魚などを観察した。

(学校 2020-09-08付)