根室局　羅臼でICT活用研修会　リモート授業の方法学ぶ　動画共有サイトの活用も

（道・道教委 2020-10-14付）

教員ら２６人が参加した

　【釧路発】根室教育局は２日、羅臼町立羅臼小学校でICT活用研修会を開いた。羅臼町内小・中・高校の教員や学習指導員、スクール・サポート・スタッフら２６人が参加。ウェブ会議システムZoomを活用したリモート授業のポイントや、動画の管理等における動画共有サイトYouTubeの効果的な利用方法などについて、１人１台端末を操作しながら学んだ。

　講師は、吉光寺勝己社会教育指導班主査が担当。受講者は１人１台の端末を操作しながら受講した。

　はじめに、根室局が制作した「リモート授業トリセツ動画」を視聴。

　動画では、リモート授業実施の一連の手順を示した上で、家庭用ビデオカメラを外部カメラとして使用する利点や、単一指向性の外部マイクを使用することでノイズが低減でき、児童生徒の集中力を保つ効果があることなどを伝えた。

　また、ブレイクアウトルーム機能を使う演習も実施。受講者はZoomの画面上でグループをつくり、教室と同様のグループ学習が可能になることを体験した。

　また、Zoomを活用したリモート授業を記録してYouTubeで公開する方法を解説。授業を欠席した子には、保護者に限定公開のURLをメールで送信するなどの対応が可能になることを伝えた。

　受講した羅臼小の藤山千絵子教諭は「社会科見学が中止になり、町内漁協の直売店と教室をZoomで結んで授業を実施するなどしてきたが、今後はリモート授業にも取り組んでみたい」と意気込みを話した。

　根室局は、管内他市町でも同様の研修会を予定している。

(道・道教委 2020-10-14付)