道教委が幼児教育推進協議会各部会　集合形式　大切さ指摘　研修の在り方検討部会

（道・道教委 2020-10-15付）

　道教委は９日、道庁別館で道幼児教育推進協議会第２回研修の在り方検討部会を開いた。ウェブ会議システムを通して道内各地の幼児教育の関係者ら８人の委員が出席。コロナ禍における研修の在り方として、講義のオンデマンド配信による効果が示された一方、同年代の教員同士が交流できる集合形式の大切さを指摘する声が上がった。

　はじめに、道幼児教育推進センターの大畑明美センター長があいさつ。

　新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた教育活動、スケジュールの見直しや消毒作業など、これまでにない業務が発生している状況を踏まえ、オンデマンド教材の配信や遠隔による助言など、ICTを活用した様々な取組を進めていることを説明。「何よりも、幼児教育施設の学びを止めないことを第一に取組を進めたい」と述べた。

　議事に入り、新型コロナウイルス感染症による研修への影響や、リモートによる幼児教育相談員派遣事業の試行について説明。オンデマンド配信によって実施した新採用教員等研修の受講者からは「移動の負担が少なく、時間も選べるため参加しやすい」などの声があったことを伝えた。

　一方、同年代の仲間と語り合う貴重な交流の機会を確保するため、集合形式の重要性も指摘され、１１月１１日に実施予定の中堅教員資質向上研修では、研修参加者のウェブ会議システムによる意見交換会の実施を予定していることを伝えた。

　第２回会議は１２月の開催を予定している。

(道・道教委 2020-10-15付)