道教委 北大で高大連携事業 オンラインで疑似留学 英語をたくさん勉強して上達を
(道・道教委 2020-10-16付)

高大連携hokkaidoStudy
全道道立高校の1・2年生24人が参加した

 道教委と北大は12日から3日間、北大を会場に高大連携「Hokkaido Study Abroad Program」を行った。全道の道立高校1・2年生24人が参加。留学生とのキャンパスツアー、オンラインを活用して交流などを行い、疑似留学を体験。体験後、参加者からは「これからたくさん勉強して、上達できるよう努力したい」などの声が寄せられた。

 取組は、平成30年度から北海道の重点事業「道ふるさと・みらい創生推進事業」の一環として実施しているもの。道内大学等と連携して、道立高校等の生徒の道内大学への派遣・交流事業、留学生の道立高校等への派遣・交流事業を行い、疑似留学の機会を提供している。

 14日から3日間、国際交流に興味・関心のある道立高校の生徒を北海道大に派遣。生徒たちが英語を使ったコミュニケーション力や、国際的な視野を育みながら海外の人と交流しようとする意欲の向上を図った。

 初日の開会式では、赤間幸人学校教育監が英語であいさつ。「様々な人と英語でたくさんコミュニケーションをとって、心から楽しさを感じてほしい」と、有意義な機会とするよう呼びかけた。

 続いて、参加者は4人で1グループを編成し、各グループが留学生と共にキャンパスツアーなどを行った。

 2日目と3日目は、オンラインを使って留学経験がある学生が体験談を、北大で学ぶ留学生が母国のプレゼン、大学の講義体験などを行った。

 中でも、3日目に行った留学生のプレゼンテーションでは、4人の留学生が、それぞれ母国の紹介や日本に来て文化の違いに驚いた体験談、大学で専攻している研究について紹介。日本人学生2人が留学体験談を語った。

 また、参加者は4人1グループになって留学生1人がオンライン上で待機している部屋に移動。各部屋で生徒たちから「普段は何をして過ごしていますか」「日本の印象はどうですか」などと、パソコンの画面越しで楽しそうに英語を使って交流していた。

 プログラム終了後、参加した生徒の一人は「ミスを恐れずに英語で話しができ、自分の中で成長できた」と話していた。

 別の生徒は「思った以上に英語を上手に話せず悔しい。これからたくさん勉強して、上達できるよう努力したい」と意欲を燃やしていた。

(道・道教委 2020-10-16付)

その他の記事( 道・道教委)

道教委 リモートで幼児教育相談 新しい研修法の可能性 名寄市立大・今野教授が見解

 道教委は15日、ウェブ会議システムを活用した幼児教育相談員派遣事業のリモート検証を実施した。名寄市立大学の今野道裕教授が北見北光幼稚園(吉田耕一郎園長)における保育の様子を遠隔で視察し、助...

(2020-10-19)  全て読む

11月17日まで1人公募 第28期道産業教育審議会委員

 道教委は、第28期道産業教育審議会の委員1人を公募している。任期は2年間。高校教育課や各教育局にある応募用紙に必要事項を記入し、作文と合わせて提出する。11月17日まで。  道内の産業教...

(2020-10-19)  全て読む

B日程は61人受講予定 社会教育主事講習運営委開く

社会教育主事講習第2回運営員会  社会教育主事講習運営委員会は13日、札幌市内のかでる2・7で第2回運営委員会を開いた。オンラインを活用し、委員8人が出席。6月24日から実施されていた社会教育主事講習「A日程」の受講者数や...

(2020-10-19)  全て読む

根室局 小・中学校と図書館の連携 動画で授業づくり学習 指定校・根室市北斗小で公開研

根室局図書館連携  【釧路発】根室教育局は13日、根室市立北斗小学校で小・中学校と図書館の連携をテーマとした公開研究会を開いた。教諭、図書館職員ら38人が参加。同校の湯浅公志教諭が指導した6年国語の授業動画を...

(2020-10-16)  全て読む

道教委 教育実践教職員表彰 若手対象の奨励賞創設 経験10年未満 近く候補者募集

 道教委は本年度、道教育実践表彰の教職員表彰に「若手教職員等奨励賞」を創設する。優れた実践活動を行い、今後の活躍が期待される教職員経験10年未満の教職員が対象。近日中に各教育局に候補者の募集...

(2020-10-16)  全て読む

道教委が幼児教育推進協議会各部会 集合形式 大切さ指摘 研修の在り方検討部会

 道教委は9日、道庁別館で道幼児教育推進協議会第2回研修の在り方検討部会を開いた。ウェブ会議システムを通して道内各地の幼児教育の関係者ら8人の委員が出席。コロナ禍における研修の在り方として、...

(2020-10-15)  全て読む

道教委が幼児教育推進協議会各部会 手引き作成に向け意見 幼小連携・接続推進部会

幼児教育幼小連携接続推進部会  道教委は12日、道庁別館で道幼児教育推進協議会第1回幼小連携・接続推進部会を開いた。『仮称・幼児教育と小学校教育の連携・接続の手引き』の概要を示し、作成に向け意見を交換。委員からは、幼小連...

(2020-10-15)  全て読む

道教委 元年度学校給食実施状況 23市町村が無償化 公会計化6割 完全給食97・5%

表  道教委は、道内公立学校の令和元年度学校給食実施状況(元年5月1日現在)をまとめた。今回、新たに学校給食無償化を実施している市町村と公会計化の状況を管内別に公表。小・中学校で学校給食を無償化...

(2020-10-15)  全て読む

道教委 幼児教育推進センター園外研修 3年度はハイブリッド型 集合、遠隔など6種想定

 道教委は、令和3年度の幼児教育推進センター主催の園外研修をオンデマンド動画の配信と集合研修を組み合わせたハイブリッド型で実施する。講義はオンデマンド配信を基本とし、札幌市内での集合研修、管...

(2020-10-15)  全て読む

小玉教育長 胆振局若手と意見交換 逆算思考で業務改善を 将来展望や予算の有効活用など

教育長若手職員ミーティング  【室蘭発】道教委の小玉俊宏教育長は9月上旬、胆振教育局の若手職員とミーティングを行った。若手職員が感じる業務改善などについて意見交換。若手職員がもつ将来への展望や、小玉教育長の若手職員への...

(2020-10-15)  全て読む