道教委　教育実践教職員表彰　若手対象の奨励賞創設　経験１０年未満　近く候補者募集

（道・道教委 2020-10-16付）

　道教委は本年度、道教育実践表彰の教職員表彰に「若手教職員等奨励賞」を創設する。優れた実践活動を行い、今後の活躍が期待される教職員経験１０年未満の教職員が対象。近日中に各教育局に候補者の募集を通知し、来年２月に決定する。

　表彰は、学校教育の充実・振興を図る施策の一環として昭和４４年度から開始。本道の学校教育の向上に大きく貢献している学校、児童生徒の指導に情熱を傾け、優れた実践活動によって大きな成果を上げている教職員を表彰している。令和元年度は学校８校、教職員３４人を表彰した。

　国は昨年、文部科学大臣優秀教職員表彰に若手教職員を対象とする奨励賞を創設した。これを踏まえ、道教委においても、教職員表彰に「若手教職員等奨励賞」を創設する。

　優れた実践活動を行い、かつ今後の活躍が期待される教職員経験１０年未満の教職員が対象。さらに顕著な成果を上げるための意欲や資質・能力を高め、学校の活性化を図ることが目的で、道の受賞者を国における翌年度の若手教職員等奨励賞へ推薦することが可能となる。

　１４日の教育委員会で、教育実践表彰要項の一部改正を決定。橋場弘之委員は「素晴らしい発想。１０年未満の経験の人の大きなインセンティブ、励みになる」と話していた。

　近日中に各教育局に本年度表彰の候補校・候補者の募集を通知。来年１月中旬に市町村教委教育長、校長会、ＰＴＡ代表者を委員とする選考会議を開催して本年度表彰の候補校・候補者を決定する。２月の教育委員会会議で決定・発表し、年度内に各教育局で表彰の授与を行う。

(道・道教委 2020-10-16付)