文科省 学校保健・安全表彰 道内受賞者の功績(国 2020-10-16付)
令和2年度学校保健・学校安全表彰(文部科学大臣表彰)道内受賞者の功績概要はつぎのとおり。=敬称略=
▼寺西千尋(旭川市立忠和中学校医)
昭和54年4月から57年3月まで。また、平成3年から今日まで永年にわたり、学校医(眼科)として、児童生徒の定期健康診断はもとより、保健に関する知識の普及や意識向上のため専門医の立場から指導助言を行うなど、児童生徒の健康の保持増進に献身的に尽力しており、学校保健の向上に寄与した功績は大きい。
▼安彦良一(滝川市立滝川第一小学校歯科医)
昭和56年から滝川市内にアヒコ歯科医院を開業し、滝川市内小・中学校歯科医を務め、平成9年から滝川市立滝川第一小の学校歯科医を23年間努めるなど、同校はもとより滝川市内における学校保健の推進において貢献している。
また、就学児童の97%に虫歯があるという実状を改善するため、市内歯科医らの呼びかけで昭和54年12月に発足した滝川市子供の歯を守る会においては20年以上会長の職を務めており、口腔内写真を活用した歯科保健活動をはじめ、未就学児および小・中学校児童生徒へのフッ化物洗口の普及に現在も貢献している。
また、これまで地域では滝川市歯科医師会会長や空知歯科医師会の副会長、北海道では道歯科医師会代議員や道子供の歯を守る会会長など数多くの役職に就任し、地域だけでなく北海道内の歯科医療の向上に大きな成果を上げている。
▼三上繁晴(札幌市立もいわ幼学校歯科医)
直近までの39年にわたり、学校歯科医として児童の定期歯科健康診断において歯および口腔の疾病、異常の有無について検査する中で、保護者に歯牙の状況説明、必要な医療を受けること、疾病の健康管理についてアドバイスする一方、健康教育、健康相談等専門的な立場で指導助言を行い、児童の健康保持増進に尽力し、学校保健の充実に寄与している。
このほか、開業以来、歯と口の健康週間、いい歯の日等において、児童の歯みがき指導等に積極的に参加し、口腔保健教育など具体的な指導をしている。
▼豊巻裕一(元苫小牧市立北星小学校歯科医)
昭和54年4月から平成26年3月31日まで、北星小をはじめ苫小牧市内各小・中学校の学校歯科医として児童生徒の口腔保健活動に積極的に取り組み、功績は顕著なものがある。
平成26年まで34年間にわたり、学校歯科医として児童生徒の定期歯科健康診断において歯および口腔の疾病、異常の有無について検査する中で、歯牙の状況説明、必要な医療を受ける事、疾病の健康管理についてアドバイスする一方、健康教育、健康相談等専門的な立場で指導助言を行い、児童生徒の健康保持増進に尽力し、学校保健の充実に寄与している。
このほか、開業以来、歯と口の健康週間、いい歯の日等において、児童の歯みがき指導等に積極的に参加し、口腔保健教育など具体的な指導をしている。
▼志賀隆博(札幌市立新川中学校薬剤師)
昭和48年から長きにわたり、勤務薬剤師として業務に従事するかたわら、札幌薬剤師会および札幌学校薬剤師会において委員、理事を経て現在の札幌学校薬剤師会理事の任に就き、事業計画の立案、学校薬剤師に関する各種大会、講習会等の参加はもちろん、企画、運営にも積極的に努めるなど、功績は顕著である。
一方、札幌市において昭和59年から学校薬剤師の委嘱を受け、児童生徒の健康管理、学校環境、保健衛生の改善および向上に日々努力している功労は極めて大きい。
▼吉田和史(帯広北高学校薬剤師)
昭和55年から長きにわたり病院薬剤師として業務に従事するかたわら、帯広学校薬剤師会においては会長、道薬剤師会帯広支部においては、理事を経て副支部長、道薬剤師会においては理事、道学校薬剤師会においては理事を経て常務理事に就き、事業計画の立案はもちろん、児童生徒向けの危険ドラッグ防止リーフレットや健康教育資材の作成に積極的に努めることや各種研修会に協力し、学校保健の推進や学校薬剤師の資質向上に傾注し、後進の専門技術の取得ならびに研鑚に努めるなど、功績は顕著である。
(国 2020-10-16付)
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