洋式化率は６３・５％　道内小・中のトイレ　文科省まとめ

（国 2020-10-01付）

　文部科学省は、公立学校施設のトイレの状況について９月１日現在の調査結果を公表した。全便器数約１３６万個のうち、洋便器数が約７７万個、様式化率は５７％で、１３・７ポイント増加した。道内の洋式化率は、小・中学校６３・５％、幼稚園８５・２％、特別支援学校８２・７％だった。

　調査対象は全国の幼稚園、小学校、中学校などの公立学校施設。調査項目は、公立学校施設にあるトイレのうち、児童生徒が日常的に使用するトイレの洋便器、和便器の状況と、今後のトイレ整備に対する学校設置者の方針―の２点。９月１日現在で調査した。

　公立小・中学校におけるトイレの全便器数は約１３６万個。洋便器数は約７７万個。洋式化率５７％で前回調査より１３・７ポイント増となった。

　一方、和便器数は約５８万個。和便器率は４３％で、１３・７ポイント減だった。

　教育委員会の整備方針については、小・中学校で和便器よりも洋便器を多く設置する方針の学校設置者が全体の８７・７％で約２ポイント増だった。

　道内では、小・中学校１５６４校のうち、洋便器数は３万１１０９個で洋式化率６３・５％。幼稚園６４園のうち、洋便器数は５３０個で洋式化率は８５・２％となった。

　特別支援学校６１校のうち、洋便器数は１６３５個で洋式化率８２・７％だった。

(国 2020-10-01付)