紋別高生徒が現場見学会参加　ものづくりの魅力体感

（学校 2020-10-16付）

生徒２４人が工場を見学

　【旭川発】紋別高校（花松均校長）の電子機械科１年生２４人は９日、道経済部主催のものづくり現場見学会に参加した。旭川市内の製造業２社を訪れ、水門開閉装置や建設機械のアタッチメントの工場を見学。製造工程などについて理解を深め、ものづくりの魅力を体感した。

　道経済部では、道内ものづくり企業への就業を促進するため、工業系の高校を対象に現場見学会や出前授業を実施。現場の魅力を伝え、ものづくり人材の育成・確保に取り組んでいる。

　２年目の取組となる見学会は、本年度、同校を含む５回の開催を道内各地で予定。皮切りとなった今回、道機械工業会（松本英二会長）の協力のもと、旭川市内の㈱表鉄工所と㈱オノデラの２社を訪問した。

　表鉄工所では、表雄仁専務が会社概要や事業内容を紹介した。河川がはん濫し堤防からあふれた水を河川に戻すための樋門に使われる金属製のゲート「フロートフラップゲート」など同社の製品を解説。「これらの製品で皆さんの生活を守るのが弊社の使命。安全・安心な暮らしづくりに役立てていきたい」と話し、ものづくりの意義や魅力を説いた。

　工場見学に移り、生徒は担当者の説明に耳を傾けながら水門開閉装置などの現場を興味深そうに眺め、ものづくりの最前線の空気を肌で味わっていた。

　このあと、建設機械のアタッチメントを製造しているオノデラを訪問し、工場見学などを通して、ものづくり産業について理解を深め将来の参考としていた。

　次回の見学会は、１１月５日に旭川工業高校を対象に行う予定。

(学校 2020-10-16付)