稚内養護　ペットボトルに滑り止め用砂利　冬道の安全願い作業　建設業者協力

（学校 2020-10-16付）

１日２００本を目標に作業に当たっている

　【稚内発】稚内養護学校（髙橋好則校長）高等部は、稚内開発建設部（＝稚内開建）発注の国道維持除雪業務を請け負う稚内市内の山本建設㈱（菊池工社長）と連携し、５日から同社の倉庫内で冬季の滑り止め用の砂利をペットボトルに詰める作業を行っている。生徒たちは冬道の安全のため、心を込めて丁寧に取り組んだ。

　高等部は「生徒たちが社会の中で果たす役割を自覚し、自己有用感、自己肯定感を育む」ことを目指し、地域のかかわりをもった学習を推進している。

　稚内開建が発注する国道２３８号道路維持除雪業務を請け負う山本建設は、地域貢献活動の一環として作業学習に協力。ことしで６年目の活動となる。

　山本建設倉庫内での学習は、５日、６日、９日、１２日、きょう１６日の５日間行う計画。１日当たり２００本の砂入りペットボトルの製作を目標としている。

　９日は、１年生３人、３年生１人が参加し、山本建設の羽賀新一工務課長が見守る中、生徒たちは一生懸命にペットボトルに砂を詰め、次々と砂入りペットボトルを完成させた。

　同校の東方大輔教諭は「毎年、このような場を提供してもらい大変ありがたい。生徒たちも楽しみながらやりがいをもって作業に当っている」と話していた。

(学校 2020-10-16付)