道教委　１０月末現在の人的支援　教員加配５０校に２５人　学習指導員　申請６割で任用

（道・道教委 2020-11-09付）

　道教委は、１０月末時点における学校への人的支援の状況を明らかにした。教員は、申請のあった小・中学校５０校に対して２５人を加配。学習指導員は、申請のあった学校の約６割、スクール・サポート・スタッフは、約８割で任用した。道教委は人材確保に向けた取組を一層進め、希望する全学校への配置に努めていくとしている。

　４日の道議会文教委員会で、木葉淳委員（民主・道民連合）の質問に答えた。

　国は本年度２次補正予算において、子どもの学びの保障のための教員加配、学習指導員の新規配置、スクール・サポート・スタッフの追加配置に必要な経費を措置。文部科学省は来年度予算概算要求で、引き続き学習指導員の大規模配置の継続等に必要な経費を盛り込んだ。

　道議会文教委員会で新免寛啓教育政策課長は、１０月末時点における教員加配について、小・中学校５０校、５１人の申請に対して２５人を任用したと答弁。

　学習指導員は小・中学校、高校、特別支援学校１１４０校、１２１９人の申請に対し７２８人を任用。スクール・サポート・スタッフは小・中学校、特別支援学校９４４校、１０６３人の申請に対し７３６人を任用したと答弁した。

　新免教育政策課長は、人材確保に向けてメールマガジンや地域団体への周知の機会をさらに拡大するとし、道教委ボランティアバンクの登録者への働きかけや、市町村教委、学校、振興局と連携して人材の掘り起しを図っていることを報告。「今後とも子ども一人ひとりの学びの保障を確実なものとするため、引き続き、希望するすべての学校で配置できるよう努めていく」と答弁した。

(道・道教委 2020-11-09付)