心の教育推進会議　釧路でフォーラム　地域教育力向上図る　バッジ制作や絵本作家講演

（道・道教委 2020-11-10付）

　【釧路発】道、道警、道教委で構成する北海道心の教育推進会議は１日、釧路市中央図書館で北海道心の教育推進フォーラムを開いた。幼児児童、保護者、地域住民など８８人が参加。缶バッジ・バッグタグづくり体験や、絵本作家による講演などを通し、心の教育の充実と地域の教育力向上などを図った。

　法務省人権啓発活動地方委託事業として行ったもので、釧路教育局が主管した。市中央図書館の「としょかんフェスタ２０２０」（１０月３１日～１１月３日）との共催。釧路管内では平成２５年以来、７年ぶりの開催となった。

　フォーラムは、子どもたちのための心の教育の充実を図るとともに、取組を広く周知し、地域の教育力向上に資することを目的としている。

　親子体験ひろばには２０組４８人が参加し、缶バッジづくりとバッグタグづくりに挑戦した。

　缶バッジづくりでは、トンボやカメ、クジラなどから好きな絵柄を選び、色鉛筆で色を塗ったあと、フィルムを乗せてプレスし、オリジナルバッジを完成させた。

　バッグタグづくりは、輪切りの木に思い思いの模様を施したタグを制作するなど、親子での工作を楽しんだ。これらの体験活動には、国立大雪青少年交流の家とネイパル厚岸の職員が指導に当たった。

　また、クレヨン画家・絵本作家の加藤休ミさんが「絵描きになってからの、お話と絵本読み」と題し講演。釧路市出身の加藤さんがクレヨンを使って絵本を描くようになったきっかけや、作品にかけた思いについて、自身の絵本の読み聞かせなどを交えながら話した。

　参加者からは「地元の人が活躍することは子どもの夢にもつながっていく」「作者のクレヨンの絵に対する熱い思いを知ることができてうれしかった」などの感想が聞かれた。

(道・道教委 2020-11-10付)