道教委　ばーちゃる文化祭　１０校参加　来年１月公開　特別支援生徒が動画等制作

（道・道教委 2020-11-10付）

　道教委は、特別支援学校の生徒がバーチャルキャラクターを操作し、文化的活動の成果を発表する「ばーちゃる文化祭」の実施に向けた準備を進めている。音楽や演劇、美術作品の動画やスライドショーなどを特別支援学校１０校が制作。１２月に生徒がバーチャルキャラクターの操作を体験し、来年１月に動画共有サイトＹｏｕＴｕｂｅで公開する。

　ばーちゃる文化祭は、特別支援教育の分野でICTを活用した先進的なプロジェクトとＩＣＴ教育環境の整備を一体的に行う「Ｃｏｌｏｒｆｕｌ　Ｓｐｒｏｕｔ　（カラフルスプラウト）　ｂｙ　ＩＣＴ」プロジェクトの一環。

　道立特別支援学校の幼児児童生徒の文化的活動の成果をYouTubeで公開することで、児童生徒等や保護者などが達成感と感動を共有し、学習意欲の向上や障がい理解の推進に資することを目的としている。

　音楽、演劇、絵画、写真などの活動を編集した動画やスライドショーを募集。生徒がバーチャルキャラクターを操作するＶチューバー（コンピューター・グラフィックスのキャラクターを操作してYouTubeに動画を投稿・配信する人）となり、ＹｏｕＴｕｂｅで編集した動画を紹介する。

　５日時点で特別支援学校１０校が美術作品や写真のスライドショー、演劇、バンド活動、書道パフォーマンスや学校紹介の動画などを企画。来年１月の公開を目指し、制作に取り組んでいる。

　取組の推進に当たっては㈱インフィニットループが協力。１２月に札幌市内の本社で、特別支援学校の生徒が同社が制作したバーチャルキャラクターの操作を体験する。

　制作した動画は道立特別支援教育センターのＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに掲載。道教委のホームページでも紹介する。

(道・道教委 2020-11-10付)