ガイドライン再確認を　札幌市教委　感染対策強化を通知

（札幌市 2020-11-19付）

　札幌市教委は、１７日付で市立園長および学校長に対して通知「新型コロナウイルス感染症対策の強化について」を発出した。

　道新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、札幌市の感染症対策がステージ４相当とされたことを受け、感染症対策を一層強化して取り組むよう要請。市における教育活動のガイドラインに基づいた感染症対策を再確認するとともに、園・学校、登下校時における感染リスクの回避の徹底などを呼びかけている。

　通知の内容はつぎのとおり。

▼園・学校における感染リスクの回避の徹底

▽発熱等の風邪の症状がある場合（本人および同居の家族も含む）には、登園・登校しないことについて、あらためて周知徹底すること

▽各教科等において、特に感染のリスクが高いとされている学習活動（児童生徒が近距離で活動するもの）については実施を控えること

▽昼食時は、食事の前後の手洗いを徹底するとともに、机を向かい合わせにしない、大声での会話を控えるなどの対応をすること。幼児については、座る間隔やテーブルの配置等、環境に配慮すること

▽休み時間や放課後の活動時間においても、マスクの着用や３密の回避に留意すること

▽部活動については、各競技や文化的活動等の特性を踏まえた感染症対策を徹底すること。なお、市外を含めた交流試合や発表会等に参加する場合には、移動時等における感染リスクの回避の徹底を図ること

▽在籍する幼児児童生徒以外（保護者や他園・校の教職員・幼児児童生徒等）の入園・入校については必要最小限にとどめるとともに、入校する際には、入校者の管理と把握に努め、身体的距離の確保や入校時の手洗いの推奨等を徹底すること

▽医療的ケアが日常的に必要な幼児児童生徒や基礎疾患等のある幼児児童生徒については、札幌市の感染状況等を踏まえて主治医や学校医に相談の上、登園・登校等の判断を行うことを徹底すること

▽冬季間においても、一定の室温を保ちながら常時窓開け等の換気を行うこと。また、衣服や暖房等による調節を行うなどして温度、湿度の管理に努めること

▼登下校時における感染リスクの回避の徹底

▽身体的距離が十分確保できる場合を除き、登下校中もマスクを着用し、特に公共交通機関を利用する場合は、マスクを着用し車内での会話を控えること

▽高校等においては、生徒の下校時刻が公共交通機関の混雑時（退勤時間）と重ならないよう、部活動や学習指導など放課後の活動時間に配慮すること

▽感染リスクの回避の観点から、下校時は寄り道などせず、速やかに帰宅するようあらためて指導すること

▼行政財産の目的外使用について

▽引き続き、使用団体に対し、教育活動のガイドラインに記載する「１　感染症対策について」「４　部活動に関すること」に準じた対応を求めること

(札幌市 2020-11-19付)