札幌清田高グローバルコース　コロナに負けないで　韓国の高校と交流授業

（札幌市 2020-11-24付）

両校の生徒は互いの国の言葉で交流した

　市立札幌清田高校（黒宮裕久校長）グローバルコース２年生の生徒１１人は２０日、ウェブ会議システムZoomを活用し、韓国北三（プクサム）高校の生徒と交流授業を実施した。札幌清田高の生徒はハングル語で質問し、北三高の生徒は日本語で回答。最後にそれぞれのメッセージを交換し、「コロナに負けないで」「来年は会おう」などと互いに励まし合った。

　同校のグローバルコース２年生は、中国語とハングル語を選択して学習している。

　同校と韓国北三高は友好交流校。今夏には北三高の生徒が同校に来校して交流授業を実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされた。

　両校ではコロナ禍においても、ビデオレターを送り合うなど交流を継続。

　今回初めて実施したＺｏｏｍを活用した交流授業では、生徒が事前に考案した「最近、高校生の中で流行していることは何か」など６点を質問。札幌清田高の生徒はハングル語で質問し、北三高の生徒は日本語で回答した。

　「昼食はどこで食べるのか」との質問に対し、北三高の生徒は「食堂で給食を食べている」と回答。「日本は弁当を持参している学校が多い」と伝えるなど、文化の違いを交流した。

　「高校生の中で流行していることは何か」と質問には、「ＹｏｕＴｕｂｅを見ること」と回答。生徒は、日本で流行している映画や人気ミュージシャンについて紹介するなど、久しぶりの会話に花を咲かせた。

　最後に、互いにメッセージを交換。北三高の生徒は「コロナに負けるな」と書いた画用紙を示したほか、同校の生徒はペアでハートの形を体で表現し、「来年は会おう」と呼びかけた。

(札幌市 2020-11-24付)