帯広工業高・帯広農業高 建設業の未来に興味 帯広建協と意見交換会(学校 2020-11-25付)
生徒30人が参加。卒業後の進路などについて考えた
【帯広発】帯広工業高校(稲津誠校長)と帯広農業高校(二木浩志校長)は11月上旬、帯広建設会館で開かれた「高校生と語る建設業の未来と魅力」と題した意見交換会に参加した。帯広建設業協会(萩原一利会長)主催。帯広工業高の環境土木科・建築科と帯広農業高校の土木工学科の生徒計30人が参加。建設業に対する生徒たちの率直な意見に対して協会役員が誠実に回答し、業界に対する理解を深めた。
萩原会長は「地域の将来を担う若者が働きやすい建設業を目指していくため、様々な意見をいただきたい」と呼びかけた。
続いて、協会から映像資料の「建設業のすべて」を上映したあと、会員企業を対象としたアンケート調査の結果を報告。今後3年間の採用計画について96%の会員企業が「計画あり」と回答したことや、採用したい人物像などを紹介した。
このあと、「今の学校に進学した動機」や「卒業後の進路」などについて意見交換。
生徒からは、「平成28年台風災害の復旧作業に当たる建設業者を見て憧れをもった」「建設系の専門学校に進学しようか、就職しようか迷っている」など率直な意見が挙がった。
週休2日制を進める建設業界の平日の時間外労働がどのくらいになるかといった勤務体制についての質問や、新型コロナウイルス感染症対策の手段などの質問も寄せられ、協会役員らが丁寧に回答した。
最後に、萩原会長の「どのような魅力があれば、建設業に就職したいと思うか」という投げかけに対して、生徒たちは、働きやすさや安全性の確保などの声のほか、「出産や育児に対する支援制度があれば長く会社に勤めることができる」という意見も挙がった。
(学校 2020-11-25付)
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