道小　第４回理事研修会　変形労働　動き注視を　来年度研究大会へ準備

（関係団体 2020-12-16付）

　道小学校長会（神谷敦会長）は１４日、ホテルライフォート札幌で第４回理事研修会を開いた。神谷会長は、１年単位の変形労働時間制について、今後の動きを注視していく必要性を示した。また、来年度の第６４回石狩・千歳大会に向け準備状況を確認した。

　札幌市外の会員はウェブ会議システムを通して参加。５２人が出席した。

　開会式で神谷会長は、中央教育審議会の「令和の日本型学校教育の実現を目指して（中間まとめ）」への全連小の意見や、少人数指導に関する財政制度審議会と文部科学省の議論の概要を説明。

　道の給特条例改正に伴い、来年度から札幌市以外の学校で導入可能となった１年単位の変形労働時間制については「実際の活用は各学校での判断となるが、今後の動きを道中などとも連携して注視しなくてはならない」と述べた。

　学習会では、道教委義務教育課の遠藤直俊課長補佐と青木順一課長補佐、ＩＣＴ教育推進課の福士公一朗課長補佐、教職員課の菊池淳圭課長補佐が所管事項について説明。

　議事に入り、吉田信興事務局長が昨今の教育情勢を説明した。

　会務・各部の活動では、中止して誌上交流とした第６３回道小教育研究オホーツク・北見大会について研修部が報告。広く意見を募集した結果、１５６件を越える感想・質問を得たこと、来年１月発行予定の『小学校教育』第５７号に掲載予定であることを伝えた。

　このほか、来年度の第６４回石狩・千歳大会開催に向けた引き継ぎに関して報告した。

(関係団体 2020-12-16付)