【令和３年を迎えて　教育研究団体に聞く】　北海道高等学校書道教育研究会　吉瀬献策会長　

（関係団体 2021-01-05付）

　新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。また、平素より、本研究会の活動に対しましてご支援ご厚情を賜っておりますこと、心より感謝申し上げます。

　さて、本会も一昨年、４０周年を迎えました。さかのぼること昭和５５年１月、「会員相互の連絡協調をはかり、相互の研究を深め、自主活動を促進し、北海道高等学校書道教育の発展に寄与すること」を目的とし、北海道書道教育連盟や北海道高等学校教育研究会芸術部会書道分科会などの他の組織と調整を図りながら、発足当時の諸先輩方の書道教育への並々ならぬ情熱により設立されました。会則の精神を踏まえ、会員一人ひとりが、日々の教育実践で培ったノウハウや研究成果を持ち寄り、流派に拘泥せずに情報や意見を交換しながら純粋に書の世界を愉しむとともに、そうした交流を通じて得た成果を学校現場での教育実践に還元していくことに本会の意義を見いだすことができると思います。　　

　新学習指導要領への移行を間近に控え、芸術教科も学習活動の一層の工夫と改善を図る局面を迎えています。主体的・対話的な学びの実践や教科を横断した学習活動の展開、評価方法の工夫等を普段の授業実践にどのように位置付けていくか、新たな書道教育の在り方を模索すべく、書道教育に携わる諸先生方や会員の皆様の今後の尽力と活躍に期待申し上げます。

　また、会員一人ひとりが日ごろの教育実践で培ったノウハウや研究成果を持ち寄るとともに、自身の技術や芸術性を高め発表する場として、例年、１月に高書研展を開催します。流派や経験にとらわれず思い思いに創り上げた作品が一同に展示されるのを目の当たりにするのは圧巻です。ぜひ、ご高覧くださいますよう案内申し上げます。

　このコロナ禍にあって、芸術や哲学の重要性を再認識するところでありますが、書道芸術、そして、書道教育の行方におもいをいたし年頭のあいさつといたします。

▼新年の事業計画

▽第４６回高書研展

・会期＝１月５日（火）～１０日（日）午前１０時～午後６時（最終日は午後４時まで）

・会場＝大丸藤井セントラル７Ｆスカイホール（中央区南１条西３丁目２）

▽総会

本年度は、新型コロナウイルス感染症予防により、中止します。

▼事務局＝札幌平岡高校（木村雅幸教諭）

(関係団体 2021-01-05付)