札幌市　障がい児地域支援マネジメント　マネージャー配置拡充へ　来年度　実施区は９区に拡大

（札幌市 2020-12-28付）

　札幌市は、障がい児地域支援マネジメント事業について来年度、障がい児地域支援マネージャーの配置個所を６ヵ所から７ヵ所に拡充する。事業の実施区については８区から９区に拡大。現在未実施の白石区、豊平区のいずれかを選定する予定だ。

　地域の障がい児通所支援事業所に対する助言等を行う事業。実施に当たっては、障がい児地域支援マネージャーを各地域の児童発達支援センターに配置。マネージャーは、担当地域の児童発達支援事業所や放課後等デイサービス事業所などを訪問し、①障がい児通所支援事業所の活動の把握と療育に関する情報発信②障がい児通所支援事業所への療育にかかる技術支援・助言③関係機関の支援調整―などの業務を担う。

　具体的には、放課後等デイサービスガイドラインやアンケートなどを活用しながら各事業所の活動状況について情報を収集。収集した情報は、新たに障がい児通所支援事業所に通う保護者の参考となるよう、相談支援事業所などに発信していく。

　また、支援が困難な事例のアセスメント、療育内容、評価などについて技術支援、相談も受け付ける。

　このほか、支援にかかわる関係機関において一貫した支援が行われるよう、関係機関間の支援調整のサポートを行う。

(札幌市 2020-12-28付)