札幌市立幼小中が終業式　挑戦する心がけを　コロナ禍の生活に留意を

（札幌市 2020-12-28付）

北本校長は２学期の頑張りを児童に伝えた

　札幌市立幼稚園９園と小・中学校２９５校の２学期終業式が２５日、一斉に執り行われた。発寒小学校（北本雅人校長）では、新型コロナウイルス感染症対策のため、モニターでの視聴形式で実施。北本校長は、児童たちの２学期の頑張りとして、感染症対策に取り組む姿勢などをほめるとともに、休業期間中に取り組んでほしいこととして、挑戦する心がけを呼びかけた。

　この日、終業式を迎えたのは、幼稚園９園と小学校１９８校、中学校９７校。幼稚園と小学校が来年１月１９日まで、中学校が１４日までの間、冬季休業に入る。

　北本校長は、児童たちの２学期の頑張りとして、「感謝する心」「気持ちのよいあいさつ」「工夫すること」「健康な身体つくり」「コロナに負けない」の５点を挙げ、頭文字をとって「かきくけこ」と題して児童を褒めた。

　また、冬季休業期間中は「“挑戦する”“手伝い”“安全に過ごす”の３点を心がけながら過ごしてほしい」と呼びかけた。

　１年生の加賀灯さんは、冬休みの過ごし方について「ことしは祖母や祖父の家に行くことを我慢する」と話した。市原諒人君は「掃除など家の手伝いに取り組む」と意気込んだ。

　北本校長は「コロナ禍の生活を送る子どもたちは少なからずストレスを抱えている。冬休みが子どもたちの心と体を休める良い機会になってほしい」と話していた。

　なお、同校は、一斉臨時休業に伴う指導計画の変更等によって、これまで年に２回発行していた通知表を、本年度は年度末の１回としている。

(札幌市 2020-12-28付)