豊かな心育む活動推進　北見市教委が第３次社会教育計画案

（市町村 2021-01-18付）

　【網走発】北見市教委は、第３次社会教育計画案をまとめた。計画期間は令和３年度から７年度までの５年間。推進目標「オホーツクブルーの空の下、共に学び・育み・高めあおう」のもと、「共に学び合う生涯学習機会・情報提供の充実」「豊かな心を育む学習活動の推進」など１０点の基本方針を定めている。２月５日までパブリックコメントを受け付けている。

　計画案では、推進目標のもと、①自ら学び成果を活かす社会教育の推進②学校・家庭・地域が連携し子どもを育てる環境づくりの推進③健康づくりと競技力向上や地域に根ざしたスポーツ活動の推進④郷土愛を育む歴史と風土に根ざした地域文化活動の推進⑤社会教育を充実させる学習環境づくりの推進―の５つの推進区分に分け、１０点の基本方針を定めている。

　①では、公民館機能や図書館の充実などを図る「共に学び合う生涯学習機会・情報提供の充実」、ライフステージに応じた学習支援の展開などの「豊かな心を育む学習活動の推進」の２点を据えている。

　②では、子育て家庭の支援や親子関係を豊かにする学習機会を創出する「子育て世代を支援する家庭教育の充実」、体験学習機会や異世代交流など地域と一体となった取組を行う「青少年教育を推進する地域教育の充実」の２点となっている。

　③では、カーリングをはじめとするスポーツの普及や振興を図る「健康維持と体力向上を図る生涯スポーツの推進」、スポーツ合宿の推進や大会出場・開催支援などを行う「競技力の向上を図るスポーツ活動の推進」の２点。

　④では、芸術・文化に親しむ機会などを提供する「地域文化を育む芸術・文化活動の推進」、文化財の保存・活用などの「歴史と自然の保護活動の推進」の２点を設定している。

　⑤では、社会教育施設の整備などを図る「社会教育施設の充実と利活用の推進」、社会教育関係委員会・審議会等の活動の充実や専門職員の資質向上などを進める「社会教育推進体制の整備」の２点となっている。

(市町村 2021-01-18付)