親しめる環境を創造　北見市教委が第２期スポーツ推進計画案

（市町村 2021-01-18付）

　【網走発】北見市教委は、第２期スポーツ推進計画案をまとめた。計画期間は令和３年度から７年度までの５年間。「生涯スポーツの推進」「競技スポーツの推進」「スポーツ環境の整備」の３つの戦略のもと、「地域におけるスポーツの推進」など７つの施策を推進。いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも親しめる生涯スポーツ環境の創造を目指す。２月５日までパブリックコメントを受け付けている。

　スポーツ推進委員による施策評価や市民を対象としたアンケート調査の結果を踏まえ、スポーツ推進戦略として「生涯スポーツの推進」「競技スポーツの推進」「スポーツ環境の整備」の３点を設定。

　戦略に基づき、①地域におけるスポーツの推進②冬季スポーツの振興③競技スポーツの環境づくり④スポーツ合宿の推進⑤スポーツ施設の充実⑥スポーツのまちづくり⑦それぞれの役割―の７つの施策を推進する。

　①では、それぞれのライフステージにおける活動プログラムの充実のほか、生涯スポーツとしての指導者の養成・確保・派遣、総合型地域スポーツクラブの支援などを行う。

　②では、スキー場およびスケートリンク、通年型カーリングホールなどにおけるスポーツ教室の実施、北見工業大学冬季スポーツ科学研究推進センターとの連携などを推進する。

　③では、スポーツ団体との連携・協力、運動部活動の活性化・支援、競技スポーツとしての指導者の養成・確保、カーリングの拠点としての競技力向上などに取り組む。

　④では、ラグビーをはじめとするスポーツ合宿を積極的に誘致し、地域経済の活性化を図るとともに、合宿チームによるスポーツ教室の実施などを通して、トップレベルのチームやアスリートにふれる機会の創出などを図る。

　⑤では、体育センターや運動公園等のスポーツ施設の整備や利用促進を図る。

　⑥では、スポーツ大会・イベントの誘致やスポーツ情報を発信するほか、地域資源であるカーリングを活用した地方創生などを展開する。

　⑦では、各施策の推進のため、市民、行政、大学、医療機関、スポーツ団体、民間企業など関係機関の役割を示している。

(市町村 2021-01-18付)