１２月に学級閉鎖等の札幌市立校　１３日時点で５０校　７～１１月の延べ数上回る

（札幌市 2021-01-25付）

札幌市立学校における新型コロナウイルス感染者数（クリックすると拡大表示されます）

　新型コロナウイルス感染症の影響で冬季休業期間中を含む１２月に学級閉鎖などの措置を取った学校数は、１月１３日時点で５０校となった。７月から１１月末時点での延べ４５校よりも５校上回り、過去最高となった。校種別では小学校が最多の３０校、中学校が１６校、高校が４校。児童生徒および教職員の感染者数は延べ７８人で、７月から１１月末までの感染者数６５人を上回った。

　市内の新型コロナウイルス感染状況は、１１月下旬ころから減少傾向にあったものの、年明け以降、増加傾向に転じている。感染経路不明の割合も約４割を占めており、市では感染防止対策として、１日当たりの新規感染者数４２人を目標としている。

　市教委においても、１２日、新型コロナウイルス感染症に対応した『札幌市における教育活動のガイドライン』を改訂。

　文部科学省が昨年１２月に改訂した『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル』を参考に、冬季における換気の留意点として、マスク着用場面が多いことなどを考慮し、加湿は無理のない範囲で取り組むことを示すなど、引き続き感染症対策に取り組むよう呼びかけている。

　市立小・中学校、高校における感染者の推移をみると、１１月に増加し、市立学校３１校で延べ５０人の感染者が発生。７月から１１月末時点で４６校延べ６６人の感染者が発生した。

　冬季休業期間中を含む１２月に学級閉鎖などの措置を取った小・中学校、高校は５０校で、児童生徒、教職員延べ７８人が新型コロナウイルスに感染。７月から１１月末時点での感染者数と比較すると、約１ヵ月間で１３人上回った。

　１２月における児童生徒の感染者数を校種別にみると、小学校は３０校で４３人。中学校１６校で２９人。

　高校は４校で４人となり、いずれもこれまでの月別で最も多い感染者数となった。

　このほか、教職員は２人が感染した。

(札幌市 2021-01-25付)