札幌市内学校給食の合成樹脂食器　試行スケジュール確認　第２回運営委員会開く

（札幌市 2021-01-26付）

委員１２人が参加した

　札幌市学校給食運営委員会は２５日、ＳＴＶ北２条ビルで本年度第２回会合を開いた。学校給食における食器の在り方について、来年度からの合成樹脂食器試行導入のスケジュールを確認したほか、給食費の算定について審議した。

　平成３０年１１月、長谷川雅英教育長から学校給食における食器の在り方について諮問を受け、同年１２月に専門の検討部会を設置。現行の強化磁器の評価について検討したほか、今後の札幌市の学校給食における食器の在り方について審議してきた。

　児童生徒、保護者、学級担任および栄養教諭に対して行ったアンケートから、食器の重量など低学年児童の負担軽減や調理員の作業負担軽減を求める意見があったことなどを踏まえ、食器の中で負担度が高い丼について、現行の強化磁器食器から合成樹脂食器を試行的に導入することを検討する答申案を作成。答申書は、令和元年度第２回学校給食運営委員会会議で承認を受けた。

　先月２３日に開かれた本年度第１回会議では、事務局が合成樹脂食器の試行に向けた計画を提示。今月中にも合成樹脂食器の選定作業を開始し、３月末の納品を目指すことを示した。

　また、令和３年度からの施行導入に向けて、試行する学校を２月ころに決定し、３月から４月にかけて試行実施校における学校説明会を行うなど、準備を進めることを確認した。

　２５日の第２回会議では、事務局が施行導入に向けたスケジュールについて再度確認。予定どおり準備を進めていくことを決定した。

　このほか、３年度学校給食費の算定について審議した。

(札幌市 2021-01-26付)