札幌市立高校等の見学旅行　８校が３月実施予定　関西、道南、ウポポイなど

（札幌市 2021-01-25付）

　札幌市立高校、中等教育学校（後期課程）、特別支援学校における本年度見学旅行の日程について、現時点で高校、特別支援学校合わせて８校が３月に実施予定であることが本紙調査で分かった。行き先は、高校３校が関西地方、特別支援学校３校が白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」など道南圏を予定している。市立札幌大通高校、市立札幌開成中等教育学校後期課程は実施済み。北翔養護学校は、本年度の見学旅行を中止した。

　新型コロナウイルス感染症の終息がみえない中、本年度、札幌市立高校、特別支援学校の見学旅行の日程や行き先の変更が余儀なくされた。各学校は、感染状況に応じて日程やスケジュールなどを随時検討している。

　本紙調査によると、現時点で、市立札幌旭丘高校は、３月１４日から３泊４日で実施。関西方面を訪問する予定。

　市立札幌清田高校の普通コース２年生は、３月９日から福岡空港を経由し長崎市を訪問する予定。福岡県は緊急事態宣言の対象区域に指定されており、２月７日までに宣言が解除されなければ、日程・行き先の変更を検討する。

　市立札幌新川高校は、３月８日から３泊４日で実施。行き先は検討中。

　市立札幌平岸高校は、３月９日から３泊４日で関西方面での実施を予定している。

　市立札幌啓北商業高校は、関西３府県の緊急事態宣言を受け、関西方面で当初予定していた２月１日から２泊３日の見学旅行の延期を決定。現在、日程、行き先を検討している。

　市立札幌藻岩高校は、３月７日から３泊４日での実施を予定。行き先、旅行スケジュールについては、今後の感染状況を踏まえて検討、決定する。

　札幌大通高は、対象が３年生のため、就職や進学などの都合上、９月に函館市内で実施済み。

　札幌開成中等教育後期課程は、昨年１１月１９・２０日の１泊２日の日程で実施し、ウポポイなどで研修した。

　市立札幌豊明高等支援学校は、３月１日から２泊３日を予定。

　初日は、登別マリンパークニクス、洞爺湖ビジターセンター・火山科学館を訪れる。

　２日目には函館市内を見学。最終日にはウポポイを訪れ、伝統食・伝統芸能の体験、博物館見学を行う予定だ。

　市立札幌みなみの杜高等支援学校は、３月９日から２泊３日での実施を予定。初日は、ウポポイを見学し、函館で宿泊する。

　２日目は、函館高等支援学校を訪問。函館空襲の歴史について学ぶほか、函館高等支援の生徒と交流する。

　最終日は、伊達時代村、登別マリンパークニクスを見学し、帰校する。

　３月に函館市での実施を予定していた市立山の手支援学校高等部は、行き先を小樽市に変更。３月１８日から１拍２日を予定している。旅行スケジュールは現在検討中。

　北翔養護は、本年度見学旅行を中止とした。

(札幌市 2021-01-25付)