食中毒等　予防徹底を　札幌市教委　手洗い励行等求め

（札幌市 2021-01-28付）

　札幌市教委は２２日付で各幼稚園長、小・中学校長、市立高校長、市立特別支援学校長等に対して通知「冬季に流行する感染症および食中毒の予防について」を発出した。インフルエンザの集団発生や、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎・食中毒事例が冬季に増加する傾向があることから、今後、園・校内での集団感染の発生を懸念。「外出後の手洗いを励行する」「室内を適度な湿度に保つ」などの予防対策を徹底するよう呼びかけている。

　感染症や食中毒の予防における注意事項として、①外出後の手洗いを励行する②室内を適度な湿度に保つ（厚生労働省では５０～６０％と例示）③食事の前やトイレのあとなどには必ず手を洗う④平常時から幼児児童生徒の健康状況・欠席理由等を確認する⑤ノロウイルス対策として、嘔吐物等の処理や消毒は次亜塩素酸ナトリウム液を使用して実施する―の５点を提示。

　健康観察や欠席者の症状から感染症等の早期発見に努め、ノロウイルス（疑いを含む）による感染性胃腸炎が１人でも発生した場合は保健給食課保健係まで、学校給食を原因とする食中毒が疑われる場合は栄養指導担当まで、それぞれ報告するよう呼びかけている。

(札幌市 2021-01-28付)