１定道議会で小玉教育長　草の根教育実習等充実　少人数学級見据え教員確保へ

（道議会 2021-03-05付）

　道教委の小玉俊宏教育長は４日の１定道議会代表質問で、少人数学級を見据えた教員志願者の確保に向け、令和３年度から草の根教育実習システムや高校生インターンシップなどの取組を充実させる考えを示した。北海道アクション・プラン改訂による職場環境の改善や大学等の連携による研修体制を整備し、教員の確保と質の向上に努める。

　政府は全国の公立小学校の全学年で少人数学級を導入するため、約１万４０００人の教職員定数の改善が必要と試算している。

　小玉教育長は、少人数学級編制や教科担任制の導入を見据え、地域との交流を通じて教職のやりがいを体感する草の根教育実習システムや高校生インターンシップ等の取組を一層充実させるとし、現行の北海道アクション・プランを実効性のあるものに見直し、職場環境の改善を加速していくと答弁。

　初任・中堅段階の研修では、オンデマンド配信による教職大学院の公開講座を活用するなど大学等の連携による研修体制を整備するとした。

　東国幹議員（自民党・道民会議）の質問に対する答弁。

(道議会 2021-03-05付)