道内小学校少人数学級（札幌市除く）　６年度までに全学年導入　道教委　学年進行で対象拡大

（道議会 2021-03-05付）

　道教委の小玉俊宏教育長は４日の１定道議会代表質問で、令和６年度までに札幌市を除く道内公立小学校の全学年で、３５人以下の少人数学級を導入する考えを示した。国より１年先行する形での導入完了を目指す。４年度の小学校高学年の教科担任制の円滑な導入に向けては、国の加配を活用した専科指導教員の配置について、成果の周知に努めていくとした。

　国は３～７年度の５年間で、段階的に小学校の全学年で少人数学級を導入することを計画している。

　小玉教育長は、道教委では２年度から３ヵ年計画で少人数学級を３・４学年に拡大していることを踏まえ、引き続き国に先行する形で、学年進行で６年度までに全学年まで対象を拡大する考えを示した。

　国では４年度をめどに小学校高学年の教科担任制導入を予定していることから、これまで実施してきた国の加配を活用した専科指導や教科担任制指定校における成果を周知していく考えを示し、「効果的かつ円滑な導入拡大を図り、児童の個別最適な学びと協働的な学びの一層の充実に取り組んでいく」と答弁した。

　東国幹議員（自民党・道民会議）、沖田清志議員（民主・道民連合）の質問に対する答弁。

(道議会 2021-03-05付)