札幌市教育センター　２年度来所相談　３６８９件　２０１３人　コロナに伴う臨休で減少

（札幌市 2021-04-07付）

教育相談の状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教育センター教育相談室の令和２年度相談件数がまとまった。来所相談の件数は、不登校などにかかる相談と学習や発達の心配などにかかる相談を合わせて３６８９件。前年度と比べ７０５件減少した。相談人数は２０１３人で３３９人の減。相談件数・人数の減少は、新型コロナウイルス感染症による臨時休業措置を踏まえ、昨年４月と５月に相談業務を中止・延期したことが主な要因となっている。

　教育相談室では、市内の小学生から高校生までの子どもや保護者を対象に教育相談を行っている。

　教育相談には来所相談と電話相談があり、来所相談は保護者からの事前予約が必要。市内在住の小学生から高校生までの子どもの保護者や教師から子どもの教育に関する相談を受け付けている。

　西区ちえりあで来所相談と電話相談に対応していたが、相談数の増加に対応するため、平成２８年度にちえりあから白石区のリフレサッポロに相談員を常駐派遣して行う相談を開始。２９年度には南区のまこまる内にも相談体制を整えるなど、市内複数個所で対応できる相談体制を築いてきた。

　なお、現在「ちえりあ教育相談室」は、ちえりあの施設改修に伴い、ＯＲＥ札幌ビル７階に移転中。移転期間は、４年２月上旬ころまでの予定。

　２年度の来所相談件数をみると、不登校などにかかる相談と学習や発達の心配などにかかる相談を合わせて３６８９件で、前年度と比べ７０５件減少。相談人数は２０１３人で３３９人の減となった。

　内訳は、不登校などにかかる相談が２４９人から６３１件。学習や発達の心配などにかかる相談は１７６４人から３０５８件寄せられた。

　相談件数・人数の減少は、新型コロナウイルス感染症による臨時休校措置を踏まえ、昨年４月と５月に相談業務を中止・延期したことが主な要因となっている。

(札幌市 2021-04-07付)