新入学児へ防犯ブザー　美唄市教委に市内建設業者

（市町村 2021-04-12付）

天野教育長（右）と岸本社長

　【岩見沢発】美唄市教委は７日、市役所で市内建設企業・㈱岸本組からの防犯ブザーの寄贈式を行った。天野政俊教育長は「保護者も安心できる。ありがたい」と話していた。

　岸本組は、地域に密着した企業として、公共施設に設置する防犯カメラの寄贈や、子どもたちの見守り活動の実施など、社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。

　市立小・中学校だけでなく、市内の道立学校２校にも社会体験学習としての就業体験の受け入れやグラウンドの雪割など、様々な教育活動への支援を継続して行っている。

　防犯ブザーの寄贈は、「新入学児童の登下校を中心とした安全・安心の確保に役立ててほしい」との思いで平成１９年から継続して行っている取組で、ことしで１５回目。累計２２８５個の防犯ブザーを、市内小学校の新入学児童全員に寄付している。

　６日の入学式までに同社が寄贈した１１０個の防犯ブザーは、中央小学校（島恵司校長）と東小学校（矢原雄平校長）の新入学児童に配られた。

　この日は、寄贈式として岸本友宏社長が市教委を訪問。天野教育長は「新入学児童がカバンに防犯ブザーを付けて登校している。保護者も安心できるのでありがたい」と謝意を示した。

　岸本社長は「１５年継続していても防犯ブザーの必要性は変わっていない」とし、子どもたちの安全のため「今後も継続して支援していきたい」と話した。

(市町村 2021-04-12付)