道教委 高校の特別支援教育支援員 3年度 11校に配置 新規は穂別、旭川西、清里(道・道教委 2021-04-14付)
道教委は、高校における特別支援教育支援員配置事業の令和3年度配置校に穂別高校、旭川西高校、清里高校の新規3校を含む11校を決定した。2月に実施した「教育上特別な支援を必要とする生徒の状況および支援の状況の把握」調査の結果を踏まえ指定したもの。今後、6月に実施する調査に基づき、各学校の状況を把握した上で9月配置に向けた追加を検討する。
高校における特別支援教育の充実を図るため、発達障がいを含む障がいのある教育上特別な支援を必要とする生徒が在籍する道立高校に特別支援教育支援員を配置するもの。
道教委は、平成25年度から事業を展開。毎年2月と6月に実施する教育上特別な支援を必要とする生徒の状況および支援の状況の把握調査結果を踏まえ、教育上特別な支援を必要とする生徒の人数や支援内容、教員の配置数などを考慮し、きめ細かな個別の支援を行うことが難しい状況にある学校を支援員配置校としている。
支援員は主に、支援を必要とする生徒への学習面や生活面等の支援のほか、支援を必要とする生徒への面談、校内研修の講師を務めるなど、特別支援教育の理解啓発にかかる支援などを行う。
支援員配置校は、教育上特別な支援を必要とする生徒への支援の在り方などについて検討し、取組の改善・充実を図るため、特別支援教育推進員会を設置する。なお、既存の校内委員会の活用も可能だが、委員には、必ず支援員を加えることとしている。
また、支援員が行う支援の成果や課題について、可能な限り客観的な把握・検証を行い、支援内容の改善・充実に努める。
支援員と連携して、対象となる生徒の個別の教育支援計画や個別の指導計画の作成に努め、教職員間で共有したり、保護者や関係機関と連携し、活用したりするなどして、生徒の指導や支援の充実を図る。
このほか、生徒の障がいについて理解を深めるとともに、教員の指導力の向上を図るため、近隣の特別支援学校と連携・協力し、生徒との交流、共同学習および教員との合同研修等を実施することができる。
6月調査に基づく9月配置については、調査結果によって各学校の状況を把握し、必要に応じて追加を検討する。
2月調査に基づく本年度配置校はつぎのとおり。
▽岩見沢東
▽千歳北陽
▽恵庭南定時制
▽穂別(新)
▽旭川西(新)
▽名寄
▽旭川北定時制
▽清里(新)
▽帯広柏葉
▽阿寒
▽別海
(道・道教委 2021-04-14付)
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