道教育大・全国へき地教育研究連盟 少人数教育先端研究など 相互協力協定の調印式(学校 2021-04-20付)
蛇穴学長(左)と柿崎会長
道教育大学(蛇穴治夫学長)と全国へき地教育研究連盟(柿崎秀顕会長)は16日、道教育大学附属図書館で相互協力協定調印式を執り行った。蛇穴学長と柿崎会長が協定書に署名。今後、両者連携による少人数教育の先端研究、フォーラムの開催などを計画している。
協定は、これまで北海道を中心に展開してきたへき地・小規模校教育に関する教育・研究・現職教員への支援を全国に展開するとともに、少子化・人口減少に伴う学校規模の縮小化に対応した教育・研究を推進することが目的。
協定書に掲げた事項は、①へき地・小規模校教育の振興②へき地・小規模校教育研究の充実③教員の資質向上④へき地教育の振興⑤教員養成⑥人的交流⑦その他両者が必要と認めること―の7項目。
協定式には、道教育大から蛇穴学長をはじめ玉井康之副学長など、全国へき地教育研究連盟からは柿崎会長ら関係者3人が出席した。
蛇穴学長と柿崎会長が協定書に署名。柿崎会長は「これまでも都道府県教委や企業とタイアップした事業に取り組んできたが、道教育大との連携はこれまでの活動の幅をさらに広げると思う」と述べた。
蛇穴学長は、全国的な視点でへき地・小規模校教育をふかん・普遍化し、発信できるよう今後の研究の発展に期待。実習の段階で教員を諦める学生も多いことから、児童生徒一人ひとりの状況に目を配りやすい小規模校で実習を行う意義を強調した。
今後、少人数教育の先端研究や指導法の開発、セミナーやフォーラムの開催、地域資源を生かした体験活動の推進などのほか、オンラインによる全国の小規模校での教員実習や合同研修等を計画している。
(学校 2021-04-20付)
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