道教委・鈴木教育監ら T―base視察 教員の熱意を実感 遠隔授業の推進、成果に期待(道・道教委 2021-04-21付)
授業を見学する鈴木学校教育監(中央)と唐川局長
道教委の鈴木淳学校教育監、唐川智幸学校教育局長兼ICT教育推進局長は14日、道高校遠隔授業配信センター(T―base、元紺谷尊広センター長)を視察した。同時双方向による遠隔授業の様子を視察したほか、職員に対してはクラウドの長所を生かした研究を推進するよう激励した。視察後、鈴木学校教育監は「スムーズな遠隔授業の工夫や教員の熱意が伝わった」と述べ、今後の遠隔授業の推進に期待した。
本年度、有朋高校に設置したセンターは、教員数が少ないなどの理由で生徒の大学進学などのニーズに対応できない地域の小規模校に対し、単位認定を目的として生徒のニーズに応じた幅広い教科・科目の授業を配信している。12日から遠隔授業の配信を本格開始し、本年度は配信校数は27校となっている。
この日、鈴木学校教育監、唐川学校教育局長ら一行がセンターを訪問。双方向で映像・音声をライブ配信する通信機器を使った数学、理科の授業を視察したほか、T―baseの職員室において、クラウドサービスのミニプレゼンテーションに参加した。
教職員に対しては、今後、ICTをさらに活用した新しい学びを遠隔授業に取り入れていくよう期待。これまでの配信システムとクラウドの長所を生かした配信の在り方の研究を進めるよう呼びかけた。
視察後、鈴木学校教育監は、身振り手振りによるコミュニケーションの工夫やホワイトボードの文字拡大など、遠隔授業ならではの工夫がされていたと感想を。「想像以上にタイムラグもなくスムーズな授業で、先生たちも一生懸命取り組んでいた。遠隔授業とICTは広域分散な本道における一つの方向性であり、センターの遠隔授業の今後を楽しみにしている」と話していた。
(道・道教委 2021-04-21付)
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