道教委 3年度授業改善推進教員配置 旭川に端末活用チーム 新規23校など14管内82校に(道・道教委 2021-04-20付)
道教委は、学力向上推進事業「授業改善推進チーム活用事業」における令和3年度の授業改善推進教員配置校を決定した。北広島市立西部小学校など新規23校を含む82校に配置。新たに、旭川市立朝日小学校・旭川市立神楽岡小学校、旭川市立緑が丘中学校・旭川市立春光台中学校に端末活用チームを配置し、各教科等における1人1台端末を活用した授業を実践し、成果を全道に普及させる。
事業は平成27年度から実施しているもので、推進チームが、配置校以外の学力に課題がみられる学校を巡回することによって、支援が必要な市町村への重点的にかかわりを通して地域全体の学力向上を図る。主に、授業前後で授業者に助言や教材研究、評価問題等の作成、ICT活用など、チーム・ティーチング(TT)による授業改善を推進するほか、授業改善に関する資料の情報共有、授業者へ指導した内容や今後の方針等に関する管理職との協議などを行う。
本年度の授業改善推進教員配置校は82校。新規は、北広島市立西部小や西の里小学校などで、14管内14市18町1村32チームが事業に取り組む。
中で、旭川市立朝日小・神楽岡小、緑が丘中・春光台中には、新たに端末活用チームを配置。国語や算数・数学の授業に限らず、各教科等において1人1台端末を活用した授業を実践し、成果を全道に普及させる。
函館市立あさひ小学校・北昭和小学校と、帯広市立北光小学校・光南小学校・花園小学校には、ICT活用推進チームを配置。両チームは、1人1台端末をはじめとするICT機器を活用した授業を国語や算数の授業の中で行う。
中学校は、前年度に引き続き、函館市立本通中学校・港中学校と旭川市立中央中学校・神居東中学校、釧路市立大楽毛中学校・鳥取中学校に数学推進チームを配置する。
令和3年度の授業改善推進教員配置校はつぎのとおり。
▼空知
▽滝川市滝川第三小・滝川市西小(新)
▼石狩
▽北広島市西部小(新)・北広島市西の里小(新)
▽石狩市南線小・石狩市花川南小
▼後志
▽小樽市高島小・小樽市幸小・小樽市長橋小
▽余市町黒川小・余市町沢町小・余市町大川小
▼胆振
▽室蘭市白蘭小(新)・室蘭市蘭北小(新)・室蘭市地球岬小(新)
▽苫小牧市大成小・苫小牧市明野小・白老町萩野小
▼日高
▽新冠町新冠小・新ひだか町三石小
▼渡島
▽函館市中の沢小、函館市神山小、函館市北日吉小
▽函館市あさひ小(新)・函館市北昭和小(新)―ICT
▽函館市本通中・函館市港中
▽森町森小・森町鷲ノ木小・森町さわら小
▼檜山
▽せたな町北檜山小・今金町今金小
▼上川
▽旭川市永山小・旭川市永山西小・旭川市陵雲小
▽旭川市中央中・旭川市神居東中
▽旭川市朝日小(新)・旭川市神楽岡小(新)―端末活用
▽旭川市緑が丘中(新)・旭川市春光台中(新)―端末活用
▽富良野市東小・富良野市扇山小・富良野市富良野小(新)
▽剣淵町剣淵小・和寒町和寒小・鷹栖町鷹栖小(新)
▼留萌
▽羽幌町羽幌小・初山別村初山別小
▼宗谷
▽稚内市稚内東小(新)・稚内市潮見が丘小
▽豊富町豊富小(新)・幌延町幌延小(新)
▼オホーツク
▽北見市中央小・北見市東小・北見市高栄小
▽小清水町小清水小・斜里町斜里小・斜里町朝日小
▽遠軽町南小・遠軽町遠軽小・遠軽町東小
▼十勝
▽帯広市若葉小・帯広市明和小・帯広市森の里小
▽帯広市北栄小(新)・帯広市光南小(新)・帯広市花園小(新)―ICT
▽音更町柳町小(新)・音更町鈴蘭小(新)・音更町下音更小(新)
▽芽室町芽室小・芽室町芽室西小・芽室町芽室南小
▼釧路
▽釧路市新陽小・釧路市武佐小・釧路市釧路小
▽釧路市鳥取中・釧路市大楽毛中
▼根室
▽根室市北斗小・根室市花咲小・根室市成央小
(道・道教委 2021-04-20付)
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