本年度は4段階評価に 授業改善推進教員チーム全道研修会全道研修会 短期目標重視を
(道・道教委 2021-04-20付)

授業改善推進チーム全道研修会
240人が参加

 道教委は15日、学力向上推進事業授業改善推進チーム全道研修会(遠隔研修)を開催した。授業改善推進教員や配置校管理職など約240人が参加した。

 開会式では、行徳義朗義務教育課長があいさつ。「効果的な指導方法を伝えつつ、その先にある子どもの成長を目指して、学校の先生方が“本気で授業改善しなければ”と思えるようになるよう力を合わせて進めてほしい」と求めた。

 続いて、義務教育課の丸山敏儀主査が事業の趣旨と内容について、本年度、新たにICT活用推進チームと端末活用推進チームを位置付け、14管内14市18町1村で全32チームを82校に配置したことを説明。

 情報共有シートについてふれ、月ごとの状況を振り返る短期目標と年間の取組を見通す長期目標について、特に短期目標を重視するよう求め、「自分たちが取り組もうと思ったことに対して“成果を出す”という意識で進めてほしい」と強調。その上で、前年度までの2段階評価だったものを本年度は4段階評価に変更し、具体的な評価の基準を設定できるように改善したことを報告した。

 定例報告会については、情報共有シートによる成果と課題の共有、各配置校の取組を充実させるための戦略などを共有し、教育局、市町村教委、配置校管理職と推進教員が一体となった学校の検証改善サイクルの確立を進めるよう求めた。

 続いて、義務教育課の森茂之主任指導主事が事業の業務をより効果的・効率的に推進できるようにすることを目的とし、働き方改革に向けたツールとしてネットワークコミュニティの導入を提案。

 アプリ上で参加者間が自由にビデオ会議を開いたり、参加者間でデータを共有したり、用途に応じたアンケートを実施したりすることを示した。5月から希望者に対してアカウントを発行し、6月には活用状況の把握に努め、随時、改善を図っていくとした。

 続く実践発表では、小樽市立高島小学校の渡邉大二郎教諭などの推進チームと、小清水町立小清水小学校の南出博美教諭などの推進チームがそれぞれの取組について発表した。

 このあと、部会に分かれて配置校における授業改善の重点等について協議した。

(道・道教委 2021-04-20付)

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