道教委　発達障がい支援成果普及　域内の全学校等対象に　連携推進地域１４市町村に

（道・道教委 2021-04-23付）

　道教委は本年度から、発達障がい支援成果普及事業において、これまでの推進校の指定から市町村内の全幼稚園や学校を対象とする「連携推進地域」の指定に切り替える。本年度の連携推進地域は各管内で１市町村、計１４市町村を予定しており、近く決定する。

　事業は、道保健福祉部の「障がい児等支援連携体制整備事業」、道教委の特別支援教育総合推進事業「発達障がい支援成果普及事業」として両機関が連携・調整して実施している。

　発達障がいのある子どもやその保護者への早期からの教育相談や支援体制の充実を図るため、学校や教育委員会と保健・福祉担当部署が連携した取組を推進。道教委主催の特別支援教育セミナーなどの研修会や会議などを通じ、早期からの教育相談や支援体制の充実に関する取組などの発表、事例の提供などを行ってきた。

　本年度からは、各管内で市町村を１つ選定して推進連携地域に指定。教育委員会が所管するすべての幼稚園、小・中学校などを対象とし、発達障がいのこどもやその保護者への早期からの教育相談や支援体制の充実を図る。

　これによって、放課後等児童デイサービスや発達障がい支援センター職員による授業参観など、学校・関係機関の連携の充実、中学校から地域内の高校への適切な引き継ぎを図っていく。

(道・道教委 2021-04-23付)