札幌市中学校教頭会が総会・研修会　新会長に米田氏（真駒内曙）　１１月８日　全日研修会

（札幌市 2021-04-26付）

米田朋弘新会長

　札幌市中学校教頭会は２１日、ホテルライフォート札幌で令和３年度総会・研修会を開いた。３ヵ年継続研究「未来を生きる力を育む魅力ある学校づくり」の２年次として、各専門部ごとに研究を進めることを確認。役員改選では、新会長に真駒内曙中学校の米田朋弘教頭を選出した。

　冒頭、藤王尚之会長があいさつ。「円滑な学校運営のために教頭は職員室の担任としてアンテナを高く張り、教職員の動向や変化をいち早くキャッチし、早期に対応することが重要」と強調。教頭会としてフットワーク、ネートワーク、チームワークを合言葉に会員相互の連携を強め、知恵を結集して課題解決に向けた努力を続けていくよう呼びかけた。

　来賓から、札幌市教委の相沢克明学校教育部長、札幌市中学校長会の中村邦彦会長が登壇。

　相沢学校教育部長は、市教委が進める「小中一貫した教育」にふれ、教頭が小中一貫した教育に関する新たな道を切り拓き、あとに続くミドルリーダーや若い教員たちが新たな視点をもつことで一層取組が発展するよう期待した。

　中村会長は「校長にとって教頭はなくてはならないパートナー」と強調し、“目の前の子どもたちを幸せにする”という目標を達成するために共に向き合いながら今後も学校運営にまい進するよう求めた。

　議事に移り、２年度事業概要、会計決算、会計監査報告を承任したあと、３年度活動方針や研究計画などを審議。活動方針には、①研修活動の一層の充実を図り、教頭の職能向上に努める②会員相互の所管事項に関する今日的な教育課題についての調査研究を推進し、実践交流に努める③生徒指導上の諸問題について連携を一層強化し、生徒の健全育成に努める④日常実務における明朗かつ調和のある組織的な活動の一層の強化を図り、全員の連帯感の高揚に努める⑤関係諸機関・団体との連携を密にし、会の活動の充実に努める―の５点を掲げた。

　研究計画では、３ヵ年継続研究「未来を生きる力を育む魅力ある学校づくり」の２年次として、各専門部ごとに研究を進めていくことを確認。毎月の定例会、計５回の研究推進会のほか、９月１７、１８日に第５５回道公立学校教頭会研究大会帯広大会への参加、１１月８日に全日研修会、来年１月１３日に新年講演会を開催することなどを申し合わせた。

　役員改選では、新会長に真駒内曙中の米田教頭を、新事務局長に北野中学校の林康弘教頭を選出した。

　道出向を除く本年度役員はつぎのとおり。＝すべて新任、敬称略＝

▽会長＝米田朋弘（真駒内曙中）

▽副会長＝太田和幸（附属札幌中）

▽事務局長＝林康弘（北野中）

▽事務局次長＝阿部広一郎（信濃中）、古川恵美子（山鼻中）

▽会計経理＝関根昌彦（月寒中）、伊東美智恵（明園中）

(札幌市 2021-04-26付)