札幌市教委3年度学校教育の重点 第10回 子の可能性認め、励ます 信頼される学校の創造(札幌市 2021-04-23付)
◆家庭や地域とともに進める学校づくり
▼さっぽろっ子「学び」のススメ
さっぽろっ子「学び」のススメ(幼児版を含む)は、園や学校・家庭・地域が一体となって、子どものよさや可能性を認め、励まし、支えるかかわりを通して子どもの習慣づくりを進める指針となるものであり、学校と家庭・地域とをつなぐもの。
「学ぶ力」育成に向けた5つのポイントを家庭向けに具体化し、その頭文字を取って「まほうのかいわ」としている。学校・家庭・地域が相互に協力し、5つのポイントから、子どもの学習習慣・運動習慣・生活習慣づくり(幼児版は「学びの土台づくり」)を支えることによって、子どもが自ら目標をもち、粘り強く取り組むことができるようになることを目指している。
子どもへの望ましいかかわり方について共通理解を図るため、園や学校からのたよりで、さっぽろっ子「学び」のススメの趣旨を伝えるほか、子どもや保護者との面談、学級懇談会やPTA集会で話題に挙げるなど、1年間を通じた活用が可能。
活用方法を工夫して学校、家庭、地域の3者が趣旨を共有し、連携して、子どもの成長を認め、自己肯定感や向上心を高めていくことは、子どもの権利を保障する取組としても重要である。
▼学校評価の活用
各学校においては、教育活動の質の向上を図るカリキュラム・マネジメントを学校評価と関連付けて実施することが重要である。
▽目指す子ども像や学校像を家庭・地域と共有するとともに、その達成に向けた教育活動、学校運営の状況について、積極的な情報提供に努める
▽教育目標等を達成するために必要な評価項目・指標等を精選して設定し、教育活動、学校運営の状況について自己評価を行うとともに、保護者や地域住民の意見も反映して改善につなげる
▼家庭や地域社会との連携および協働
各学校においては、家庭や地域の人々と共に子どもを育てていくという視点に立ち、家庭、地域社会との連携を深め、学校内外を通じた子どもの生活の充実と活性化を図ることが大切である。
▽家庭や地域社会の人々と意思疎通を図り、地域の教育資源や学習環境を積極的に活用する
▽学校での学びを生かして、地域の様々な人々との世代を超えた交流を図る
▽小中一貫した教育のパートナー校で、学校関係者評価委員を共通化したり、地域人材の調整をしたりするなど効果的・効率的な連携および協働に努める
(札幌市 2021-04-23付)
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