函館市教委　リーフレット　コロナで活動制約　心のケアを　相談電話窓口など紹介

（市町村 2021-06-02付）

　【函館発】函館市教委は、新型コロナウイルス感染症の影響によって修学旅行の延長や部活動の原則休止など活動に制約が生じることを踏まえ、児童生徒の心のケアを目的としたリーフレットを作成した。児童生徒、保護者への応援メッセージを掲載したほか、相談電話窓口を紹介。市立学校へ送付し、各世帯へ配布することで、子ども一人ひとりに寄り添った指導・支援の充実を目指す。

　道教委は５月２８日、国の緊急事態宣言の延長を受け、通知「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策について」を発出。５月１５日付で発出した感染症対策の内容を一部改訂した。

　市教委は通知を踏まえ、宣言期間中の２０日までの修学旅行や宿泊研修等を中止としたほか、運動会や体育祭は規模を縮小しながら実施することなどを市立学校へ周知した。

　宣言期間中に予定していた修学旅行や宿泊学習の延期、部活動の休止など、学校内外における児童生徒の活動が今後も様々な制約を余儀なくされることから、不安や我慢など児童の心身状況の把握や心のケアに努めることを目的に、新たにリーフレットを作成。

　児童生徒への応援メッセージを添えたほか、保護者向けのメッセージも記載。新型コロナウイルス感染症に対する不安や偏見、差別から子どもたちを守るため協力を求めている。

　また、様々な悩みに対応できる相談電話窓口を紹介。市教委は５月３１日付で市立学校に送付し、リーフレットの印刷や安心メールなどでの活用によって、児童生徒および各世帯へ配布するよう求めた。

(市町村 2021-06-02付)