道教委　感染拡大防止徹底へ　ＰＣＲ検査等　連絡を　行政検査対象に

（コロナウイルス関連 2021-06-08付）

　道教委は４日、保護者から学校に情報提供を求める事項に「児童生徒がＰＣＲ検査・抗原検査を受けることになった場合」を追加したことを関係者に通知した。家庭と連携して新型コロナウイルス感染拡大防止の徹底を図るための措置。家庭用リーフレット『保護者の皆様へ（第６版）』を作成し、各家庭に周知するよう求めた。

　感染力の高い変異株などの影響で、児童生徒の家庭内感染が増加している。

　このため道教委は、４日付で通知「学校における新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた臨時休業等の取扱いについて」を各教育局長・道立学校長・札幌市を除く市町村教委教育長などに発出。家庭との連携強化と学校における感染拡大防止を徹底するため、保護者から学校に情報提供を求めていた事項に「児童生徒がＰＣＲ検査または抗原検査を受けることになった場合」を追加した。

　家庭から連絡を受けた場合、学校は検査結果（陰性）が判明するまでの間、該当児童生徒に対して出席停止の措置を講じる。その時点で把握している情報から、ＰＣＲ等検査受検者の状況報告書を作成。校内での活動状況や同居家族の健康状況などを踏まえ、市町村教委・教育局などと連携して陽性判明時のシミュレーションなどを準備する。

　陽性が判明した場合、学校は検査結果を記入した報告書、時間割や座席表などの資料を保健所、市町村教委または教育局に提出する流れとなる。

　なお、検査は医師・保健所の指示による行政検査で、民間の検査や保健適用外の検査は含まない。

　道教委は、家庭用リーフレット『保護者の皆様へ』を第６版に改訂。学校への情報提供の協力要請を周知するよう求めた。

(コロナウイルス関連 2021-06-08付)