紋別市教委　学び保障ガイドライン　部・クラブ活動原則休止　コロナ禍で適宜発出

（市町村 2021-06-10付）

　【網走発】紋別市教委は、令和３年度新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた教育活動の実施における「学びの保障」ガイドラインｖｅｒ.１（２０２１．６）を作成した。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が延長したことを踏まえ、６月１～２０日までを対象期間に設定。期間中、学校行事等を原則中止・延期、部活動・クラブ活動も原則休止するなどの対応を定めている。

　市内小・中学校の教頭や主幹教諭、教務主任らで構成する教育課程臨時検討会議での検討内容をもとに、児童生徒の学びを保障するため、学校教育活動等の実施上の工夫や市全体で統一すべき対応等についてまとめたガイドラインを昨年６月に作成。対象期間を、市感染症危機管理対策本部が設置されている期間とし、必要に応じて改定してきた。

　本年度は、緊急事態宣言が発令、延長されたことなどに伴い、頻繁に内容を改定する必要があることから、緊急事態宣言下や警戒ステージ・感染レベルの上昇などの必要に応じて、期間を限定したガイドラインをその都度発出することとした。

　今回は、市教委と市校長会の協議内容を踏まえ、学校行事等や部活動・クラブ活動の対応について定めた。

　ガイドラインの概要はつぎのとおり。

【学校行事等に関する対応】

▼対象期間の学校行事等は原則として中止、延期とする

▼中止または延期とする学校行事等

▽運動会・体育祭

▽修学旅行・宿泊学習

▽水泳学習

▽遠足

▽参観日

▽その他、感染リスクの高い行事

▼以下の行事等については、感染対策を十分に図ることができる場合、学校の実態に合わせた方法を工夫して実施することを可能とする

▽避難訓練

▽外部講師による学習

▽訪問学習（ただし、訪問先が受け入れを許可する場合に限る）

【部活動・クラブ活動】

▼原則休止とする。ただし、市の感染状況や管内の動向等を踏まえながら、全国・全道大会につながる活動については活動を一部認める

(市町村 2021-06-10付)