道教委子ども相談支援センター 2年度相談1732件 心身の悩み、中高生では最多(道・道教委 2021-07-07付)
道教委は、子ども相談支援センターの令和2年度相談状況をまとめた。相談受理件数は実件数で63件減の1732件。相談内容の割合は「家庭環境」が18・2%で最も高く、「教職員との関係」「友人関係」などと続く。「心身の健康・保健」は14・5%と平成29年度の5・1%から毎年度上昇した。「心身の健康・保健」は中高生からの電話相談では最多を占めた。
道教委は、平成27年10月に子ども相談支援センターを開設。いじめや不登校、子育て・しつけなど学校教育や家庭教育に関する悩みなどについて、子ども・保護から相談を受け、問題の解決に取り組んでいる。
電話相談は24時間体制で対応しており、メールや来所による相談も受け付けている。
2年度の相談状況をみると、相談の受理延べ件数は前年度比228件減の2691件。内訳は、電話相談が237件減の2442件、メール相談が18件増の244件、来所が9件減の5件の計2691件だった。
実件数(同一相談者からの同一内容の相談を1回とカウント)は63件減の1732件。月別の相談件数は、新型コロナウイルス感染症の影響による長期休業後、学校が再開した6月に248件と最多で、8月、9月、7月の順に多くなっている。
相談内容の割合が最も高いのが「家庭環境」で18・2%、「教職員との関係」「友人関係」「心身の健康・保健」「不登校」などと続いた。平成29年度以降、「心身の健康・保健」の割合が増加している。
メール相談を除く相談対象者の内訳は、小学生36・4%、中学生31・3%、高校生29・0%、乳幼児2・7%など。
児童生徒本人からの電話相談は、小学生が「友人関係」「家庭環境」「心身の健康・保健」、中学生・高校生がいずれも「心身の健康・保健」「友人関係」「家庭環境」の順に多く、中高生で心身の健康・保健に関する相談が増加している。
(道・道教委 2021-07-07付)
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